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参加者でも手伝える作業:車検スタッフ [BRMスタッフ見習]

2012.9.25(火)

昨日は、事前に手伝うことのできる裏方作業の例としてキューシートのチェックについて少し書きました。

今日は、参加者が当日でも手伝えることについて少しお話したいと思います。
例によって、どこのクラブでも当てはまるということでは無いでしょうが一般論として、また自分の主催担当分だったら、こういう作業を手伝ってくれる人がいると助かります、というお話での紹介です。

青葉の場合、なるべく少人数でのスタッフ配置でブルベの運営ができることを志向しています。
本番当日、スタート受付には最低限のスタッフ配置。主催責任者とサブの2名体制が基本になります。
ギリギリまで切り詰めると主催責任者ひとりだけでの運営ということも考えられないこともないですが、
主催者も人間です。
体調不良だったり仕事が突発的に入ってしまったり、その時間に現場へ来られなくなる可能性がゼロとは言えません。
そういうリスクを避けるために、必ず主催責任者と同じことができるサブの担当者を置いています。

今年の例だと、平日ブルベなど参加者数が比較的少なくこぢんまりとした開催のものであれば、
スタッフはこの2名体制だけで運営可能です。
※この他、万一の際に後方で連絡係として機能できる担当者を、ホットスタンバイのように1名置きます

参加者数が少なければ、受付も車検も順繰りに対応していけば十分回るのですが、
参加者数が多くなると、そうはいきません。

たいていのブルベでは、(公式)スタート時刻の1時間前から受付を開始して、
30分前にはブリーフィングへと切り替えていきます。
きちんと参加者の方に集合時刻に間に合うように来ていただいて、
手短に受付を済ませてもらえば30分で100名の受付をすることはスタッフ2名でも可能です。
でも、それは単なる理論値でしかありません。

実際には、集合時刻に間に合わない人が大多数です。
全体の進行を考えると、スタート30分前にはブリーフィングへ移る必要があります。
ブリーフィングも主催担当者がひとりで対応すればいいとも言えますが、
今年の私達の例で言うと、やはり慣れていないせいもあり毎回伝達事項に過不足があります。
サブ担当も一緒にブリーフィングの場へ出ていれば、足りないところに言葉を追加するなど、
フォローすることもできるわけですが、遅刻者がいると受付事務を継続するため難しくなります。
※これは来年、改善点としてブリーフィング中は受付を停止することも検討します

エントリーで100名を越え、実際に当日参加者としてくる人が100名近くになるような場合は、
やはりスタート受付要員として、さらに2名追加で配置するのが望ましいと考えます。
この受付事務も、実は参加者でも手伝える事かもしれないのですが、
今年はそこまではお願いしていませんでした。

ブリーフィングが終わったあと、順次車検を受けてもらうことになるわけです。
この際に、スタッフが出走時のサインをしていくわけですが、この車検スタッフについて、
なるべく参加者の方に手伝って貰おうと今年私が関与していたブルベでは試行していました。

事前に個別にお声がけさせていただき、当日参加者である人2〜3人に実際に担当して貰っています。
※お見送りで車検スタッフを手伝ってくれた方もいます

車検は一見簡単な作業ですが、実はとても大切な作業です。
そして、参加者ひとりひとり、一台一台を見ていくので短い時間ですがそれなりに勉強になります。

基本はBRM/AJ規定ですが、その他クラブ独自、場合によっては個別ブルベ独自のルールが適用されます。
青葉のブルベカードはAJのブルベカードをベースにして独自デザインとし、
出走サインのところに、車検がしやすいようにチェックリストが付いています。

カード例:(出走サインと車検のチェックリストは左下のところに記載:クリックすると拡大)
BRM908_300_aobacard_omote.jpg

クラブや主催者毎に車検の流儀は異なりますが、基本的にスタッフがチェックするのは、
最低限の装備が自転車本体やライダーに装備されているかどうか、ということだけです。
自転車の整備状態がどうか、とか、夜間走行途中に確実に灯火が機能するか?
そういったところまでは見切れません。それは各参加者が自分で準備することです。

200kmや300kmの場合は、最低限の装備として次のものが必要となります。
400km以上の場合は、注1にあることが追加されます。

□ 前照灯点灯 注1
□ ベル有無
□ 後方赤色尾灯固定&点灯
□ 反射ベスト有無
□ ヘルメット&尾灯(点滅可)注1
注1:400km以上で前照灯2つ、
   ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着する事

上のカード例でいうと、300kmブルベなので、その規定にあわせたチェックを行います。
スタート時間が早く、周囲が暗い場合は当然、前照灯も尾灯も実際に点灯した状態でスタートしますので、
車検時にも点灯してもらいます。

他の人の自転車と自分の自転車では、ちょっとした装備でも付いている位置がそれぞれ異なります。
実際に車検をやってみると、へぇ〜と思うことが多いでしょう。

まず、前照灯点灯をチェックします。
300kmなので規定では前照灯は1灯で良いのですが、きちんと付いているか確認します。
ハンドルバーにブラケットでつり下げている人が多いですが、
前輪のハブの位置にライトブラケットを付けて前照灯を固定している人もいます。

ライトの有無だけではわかりませんが、「点灯してください」と言うと、
いきなり前輪を持ち上げて手でホイールを回して見せたりする人もいます。
ハブダイナモです。
ハブダイナモ自体前輪のハブを見ればたいてい分かりますが、
手でまわしたぐらいでは、ほんの少し明かりがついたかどうか程度だったりします。
たいがいそういう装備を付けてくるかたはベテランだったりライトマニアだったりするので、
サブのライトが別にいくつかついていたりもします。
車検としてはどれか1灯だけ確認すればOKですが、一応どういうものかチェックはします。

200km、300kmだと、ワンデーサイクリング感覚で参加される方もいるので、
前照灯はブルベには少し向いていない小さなものがついていることもあります。
あまりにも小さすぎる場合は、少しお話して指導することもありますが、
実際にそれで暗闇を走ると、いかにライトが非力で辛いかということを参加者自身が
後になって理解することでしょう。
本来は道交法で前照灯の規定があります。
それに満たない弱い灯火では不適格です。
バッテリーが使い始めならそれなりの明るさがあっても、途中で暗くなる場合もあります。
スペアのバッテリーを常に携行していることが基本ですが、
そこまでのチェックは出走時には行いません。それは参加者が自分で用意することです。

前照灯の固定が甘い人もいます。
走行時にブラケットが緩んでしまうような取り付け方法では実際には機能しません。
400km以上で前照灯2灯になった際に、2灯目を申し訳程度にオマケでつけてきてしまうような人に
このパターンがよくあります。
スタッフがどこを見ているかというと、装備の甘さに経験値の無さを嗅ぎ取ります。
可能であれば、一言二言、個別の注意事項の声がけをしてから送り出していきます。

ベル有無については、チェックするのが難しい項目になります。
有るか無いかということですが、各自の取り付け位置の種類があまりに多すぎて、
慣れていても想像つかないようなところについている自転車があったりします。
そのため、一番分かりやすいのは「ベルを鳴らしてください」と訊いて、
実際に鳴らしてもらいます。
このあたり、慣れている参加者は言われなくても、自分でチーンと鳴らします。
ボーッと待っている時点で、どの程度慣れているかは判断がつきます。

後方赤色尾灯固定&点灯については、フレームまたはシートポストなど、
車体に直接固定されている尾灯を確認することになります。
まずは確実に固定されていること。
サドルバックにクリップ留めはダメです。
そして、尾灯の大きさ、明るさ、水に強いタイプかどうか?
そういうところもスタッフは見ています。
また尾灯は常時点灯モードで使用します。
ボタン電池仕様の小さなものだと、夜間走行の長いブルベでは最後まで持ちません。
スペアの電池を携行しているかどうかは参加者自身が用意することです。

ファイバーフレアについては、防水が甘いようで水没することも割とあります。
複数メーカーが出しているので水濡れに強いものもあるようですが、
ファイバーフレア自体をメインの尾灯としてはカウントしません。
少なくとも通常の尾灯がまずきちんとついていて、
尾灯のサブでファイバーフレアがついている場合はOKです。
※これはローカルルール、しかも明文化していないものです

晴天のワンデーサイクリングしか経験していない人には想像がつきにくいでしょうが、
ブルベで雨天走行すると、なにも養生していない尾灯は簡単に水没します。
またロードレーサーでなるべく軽く小さな尾灯という感じでつけている人は、
雨天や濃霧、また日中の走行途中でのトンネル内において、全く意味をなしません。
車検としてはハネて即失格(出走できない:DNS)とすることはしませんが、
装備についてどこがダメなのか、ということを個別に少し説明をして、
次回以降はきちんとした装備で来て貰うように指導します。
これも本来は参加者が自分で準備することです。
事前に調べておく。
また長距離サイクリングの経験をちゃんと積んでいれば、自ずと分かるはずのものです。

反射ベストの有無は、目視で見ただけですぐ分かるのですが、
ドイターなどのリュックサックを背負っている人、
また、ウインドブレーカーの脱ぎ着などについて注意が必要です。
反射ベストを何故着用する必要があるのか?
そのことの意味を十分に理解していれば、間違えることは無いのでしょうが、
実際には理解できていない人が大半です。
リュックを背負うなら、背負った後で前後左右、反射材が周囲から見えるか?
そうでなければ、反射ベスト着用としてはNGです。
リュック自体に工夫をしていなければ、ライダー本人がリュックを背負い、
その後、リュックの上から反射ベストを着るようにします。
※反射ベストの上にリュックを背負うのはNGです。

背負う際に反射ベストの脱着が面倒であれば、リュック自体に反射材を取り付けたり、
それなりの工夫が必要です。
また、ウインドブレーカーなどの脱ぎ着でも反射ベストは常に一番外にします。
たまに車検が終わって、その後で反射ベストの上にウインドブレーカーを着て、
反射ベストが隠れた状態でスタートして行こうとする人がいます。
そういう人は呼び止めて、ちゃんと着直してもらいます。
※これはPCとか途中の休憩後でもよく間違いが発生しています。
 見かけた場合は必ず反射ベストを外に着るように注意してあげてください。

ヘルメット&尾灯(点滅可)については、
まずヘルメット着用が大原則です。
これはさすがに忘れる人はいないと思いますが、自分の身を守るため必要な装備です。
200km、300kmではヘルメット尾灯は必須ではありません。
そして、ヘルメット尾灯については点滅モードでも可としています。
※自転車本体につける尾灯は常時点灯モードのみで点滅不可です。

400km、600kmを恒常的に走っているSRの人達は、
200kmでもヘルメットには尾灯はついたままになっています。
※距離でいちいち変更するような装備では無く、夜間走行がある際には本当は必須

こういったチェックを出走前に行って、チェックしたスタッフは自分の名前を
出走時のスタッフサインのところに記入して完了です。
当然のことですが、このサインが無いブルベカードではゴール時に認定はされません。
必ず、スタッフのチェックを受けてからスタートを切ることが必要です。

文字で説明すると、結構長くなってしまいますが、
このチェックをリズミカルに流れ作業で参加者ひとりひとり、一台一台を捌いていくのです。

どんな状況であっても、明るく「行ってらっしゃい」と送り出せるよう、
スタッフはてきぱきと対応していく必要があります。

車検スタッフを担当してもらった場合、正規のスタート時間前で一旦手を止めてもらって、
ほぼ最後尾に近いところで、自分自身の車検も別のスタッフにやってもらってから
出走していくことになります。

ブルベは参加者の一部が主催者という役割分担として企画して運営していますが、
参加者であっても、こうやって少しでも主催の手伝いをしていくことができるのです。
そして、ちょっとだけブルベに対してもう少し違う角度で理解が深まったりもします。

機会があれば、ぜひともそういうところでやってみて下さい。
※ある程度顔なじみの参加者になってきて、でないとお願いできないかもしれませんが、
 私がやっているようなところでは声をかけていただければ、なるべく担当してもらえるよう
 調整します。お待ちしてます。

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