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事故はどうして起きるのか [交通安全]

2012.10.29(月)

事故はどうして起きるのか。
割とまじめによく考えてみることがあります。

うまく説明ができるほど自分の中でまだこなれていないのですが、
ひとつの考え方として、今書けるだけのことを書いておきます。

実際に自分が事故に遭った、事故の当事者になったことがある人と、
そうでない人には、考え方に根本的な違いがあるかもしれないと思うこともあります。
私は過去に自損だけでなく他者と絡んだ交通事故を経験しています。
その時までは事故はどこか他人事のような気がしていたのに、
それから後は「気をつけていても事故に遭うこともある。避けようのない事故もある。」
そう思うようになりました。

それでも「どうすれば事故を防ぐことができるか」という視点で、
様々な事故を後から検証してみたり、日々走っている最中に目撃した危険な状態から、
その原因がどこにあったか推察してみたりということを繰り返しています。

ストレートに言うならば、
「事故は2つ以上のミスが重なった時に起きる」
私の中での今の定義は、そういう感じになっています。

1つのミスでは事故は起きない。
起きそうになっても何とか回避できたり、起きたとしても軽微なもので終わる。

2つ以上のミスが重なった場合、事故はかなりの確率で起きる。
ミスとは当事者が見ていないなど状況を認識していなかったり、
誤った判断をしたということ、そういうことを指しています。

当事者が複数いる場合の事故では、このミスがそれぞれ1つずつ以上という場合もあれば、
片一方が2つ以上のミスをしていることもあると思います。
単独の場合は当事者が自分自身で2つ以上のミスをしているとも言えます。

例をあげてみましょう。当事者が複数いる場合の事故です。
よくあるタイプの事故で「サンキュー事故」というものがあります。

わかりやすくするために自分が自転車で車道左側を直進しているとしましょう。
自分よりも前方で信号待ちや渋滞などで車が停止している場合があります。
その道路の左側にはファーストフードやコンビニなどお店が並んでいて、
反対車線を対向してくる車が右折して入ろうとする場合があります。

ゆるゆると車が流れている間は自転車はその流れと同じように走っているでしょう。
前方で車が停止します。
ほんの少しその車の前に空間があって、その車のドライバーは対向車線から右折して
ファーストフードやコンビニなどのお店に入ろうとしている車へ好意で譲ろうとすることがあります。

対向車線で右折しようとする車からは、こちらがわの車道左側を走る自転車は死角で見えません。
右折車両は、「譲ってもらったのだから、(安心して)早く右折しないと」と、
疑うことをせずに右折してしまうことが殆どです。

自転車は、前で車が停止したとしても、左側が空いていればそのまま何もかんがえずに、
前へ走ってしまうのが殆どでしょう。
そこでサンキュー事故と呼ばれる出会い頭の衝突事故が起きるのです。

善意で停止した車には、自分の左後方から走ってくる自転車は見えなかったかもしれません。
でも、本来は追い抜いていたり、併走していたりするので見えていたはずです。
意識のなかから消えているから、何も考えずに、自分の前方で右折したい車だけを見て、
停止して道を譲ってしまうのです。
(法的にはこのドライバーには過失はないでしょうが、ここではミスと捉えます)

右折しようとした車のドライバーも、譲ってもらったとしても二輪車(オートバイ、自転車など)が
走ってこれるだけの幅があれば、対向してこないか注意して見ることは可能です。
それを見落として右折してしまったとしたら、それは大きな判断ミスということになります。

自転車も、前方の車が停止した先に、対向車線から車が曲がってこれるだけのスペースが空いていて、
なおかつ道路左側にファーストフードやコンビニの入口があるということに気づいていれば、
そのまま直進することはせず、徐行して必要に応じて停止できるような走り方になるはずです。
それをせずに直進したとすれば、それも大きな判断ミスということになります。

どれか1つだけのミスでは事故は起きません。
最初に車が停止したとしても、右折する車両がきちんと道路状況を確認してゆっくり右折して、
直前で気づいて止まれば事故にはなりません。

また、右折してきたとしても、自転車側がきちんと徐行や停止していれば同じく事故にはなりません。

事故が起きたとすれば、当事者がそれぞれミスを犯して、それが事故に結びついたケースとなります。
(蛇足ですが、このパターンだと自転車にも過失割合はかなりある事故です。)

世の中には残念ながら、安全に注意を払わずに道路を使う車両や人がたくさんいます。
こちらが気をつけていても、相手だけで2つ以上のミスを重ねられると、
貰い事故のようなことになってしまう場合があります。

これもひとつ例をあげてみましょう。

見通しの良い交差点で、自分が自転車で直進しようとしているとします。
交差点に進入するところで、後方から勢いよく他の車に追い抜かれながら、
その車が左折して巻き込まれてしまうことがあります。

本来であれば、直進する車両(自転車)には何も落ち度はないはずです。
前方に自転車がいるのに、車が追い越して左折できるという判断ミスがあって、
実際に減速せずに左折するというミスが重なって左折巻き込み事故が起きるのです。

または追い越せるという判断以前で、自転車自体の存在に気づかずに、
というパターンもあるでしょう。
ミスが2つ以上という見方をするには、
左折前の判断ミスのところと、曲がる際の判断ミスが重なったというような、
とらえ方を(私は)しています。

この手の事故を防ぐには、自転車としては、周囲の車や人は周りを見ずに走っている、
ということを前提に、予防運転に努めることを考える必要があります。

交差点進入時に後方からの追い抜かれざまの左折巻き込みを防ぐには、
交差点進入前から自分の後方車両の動きや位置、移動速度をバックミラーや目視で確認して、
交差点内でそれらの車両と重ならないように自分が加減速することで位置取りを変える。
そんなことが必要になります。

間違っても、右側や右側すぐ前あたりに車がいて、という状態ではいけません。
ウインカー無しでゆっくり左折された場合、自分の行き場が塞がれてしまうことも考えておく
必要があります。

時々刻々と周囲の車との位置関係は変わり、事故に巻き込まれるリスクも変化します。
それをどう捉えて自分ができる範囲で予防的に動けるか。
(考えるだけでなく、実際に回避動作としてできるか)
そういうことが、事故を防ぐためにはとても大切なのではないかと思うのです。

最後に、自転車の単独事故。例として居眠り落車のケースを書いてみましょう。
居眠り落車は、居眠りだけでは起きません。
短時間のマイクロスリープと呼ばれるような、一瞬意識が飛ぶようなことは、
眠くなると誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

本来は、そうなりそうという時点で、自分が疲れているから休憩が必要だ。
そういう判断をするのが正しい対応なのだと思います。
ところが、様々な理由で走行を続けてしまう場合に、
もうひとつ何かが重なると居眠り落車になってしまうのでしょう。

自転車を漕ぐということは、無意識の運動でも漕げるぐらいになっていると、
一瞬の居眠りだけでは落車までは起きません。
ところが、段差に乗り上げるとか、縦溝にタイヤを取られるとか、
何らかのバランスを崩すようなことが起きた場合、この一瞬の意識が飛んだ状態では、
すぐに対応することができず、修正が間に合わないと落車ということになるのだと思います。

居眠り運転をしても大丈夫という意味で言っているのではありません。
居眠り運転をしそうだ、ということが自覚できたのであれば、そこで運転を止めれば
事故は起きないということが理解して欲しいことです。

ブルベでは、適当な場所がなくて「次のPCまでなんとか」とか、
「横になれる場所がみつかるまでなんとか」とかいった感じで、
ガムを噛んだり、歌を歌ったりして、多少眠気を飛ばしながら無理をする事もありますが、
それで延ばせる時間や距離は僅かなものです。

長距離ツーリングの経験がある人が参加をするのがブルベです。
経験がない人が走っているわけではないはずです。

ベテランの人は、どこで判断ミスをしたか、
自分の経験から考えると、たいがい思い当たるフシがあるはずです。

私も実はそんなに偉そうなことは言えません。
PBPで居眠り落車で溝に落ちてはまっています。
左側走行なら修正舵がすぐに打てたはずが、かまぼこ状の路面で右側通行、
舗装から外れるとジャリがあってタイヤがとられてしまいます。
日本だったら、同じような状況でも落車はしていなかったかもしれません。
でもそういう些細な環境の違いが、自分の対応のまずさとなって落車しています。

次のPCまでなんとか辿り着いて少し仮眠しよう。
そう思って眠さをなめていたのでしょう。

ここで書いたことはあくまでも例であって、
事故を防ぐためにどうすればよいか?
少しでも考えてもらえるきっかけの一つになればという思いだけで書いています。

そのうち、もう少しうまくまとめられたら、また書くこともあると思います。
自転車は長く続ける遊びであって欲しいという願いがあります。
つまらない判断ミスで、大きな事故となることは避けたいのです。

ブルベで言えば、ひとつのブルベを完走することが目的では無く、
今年も来年も、そのまた次の年も楽しくブルベを走り続けられる。
そういうところを念頭に置いて、無理はしても無茶はしない。
安全に最大限の注意を払って楽しんでもらいたいと願う次第です。

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